温泉成分にプラスして、日替わりで色々なハーブや薬湯が混ぜられているのです。
さて、本日は、そのお湯はイチゴのかき氷を思わせる色の赤い色です。
お風呂の縁に、赤いカーネーションの鉢植えが飾ってあったのです。
すると、従業員の女性が二人、近づいてきて、造花のカーネーションを湯の上に散らし始めたのです。
しかし、そのカーネーションは、お湯に浸かると、頭を逆さにして、沈んでしまうのでした。
物珍しさに使づいていくと、足の裏に何かの違和感を感じます。
その造花のカーネーションが沈んでいて、踏んでしまったのです。
従業員の女性達は、すまなそうに笑いながら、話しかけてきます。
「どうも、沈んでしまいますねぇ。すみません。」
と。
そして、考え直す為に、戻っていきましたが、湯船に流されたカーネーションは、そのままです。
それらを拾い上げながら、自分でも試してみましたが、どうも重いらしく浮く事はできずに、沈んでしまいます。
仕方なく、風呂の縁を飾るように置いておきました。
すると、しばらくして、その湯船を見てみると、再チャレンジしたみたいで、縁には、多くのカーネーションが飾ってあります。
花風呂にはなりませんでしたが、心遣いの感謝して、それに浸かってきました。
たまには、こういうお風呂もいいものです。