自己破産をするとき車のローンはどうなるの

自己破産(参考:http://beyondbelief2006.org/)をする際、車を購入する際に組んだローンがまだ残っている場合はどうなるのでしょうか。

まず、自己破産の申立をする場合には全ての債務を債権として申告しなくてはいけません。消費者金融からの借入だけではなく、友人からの借入でさえも申告しなくてはいけません。当然車のローンも同様です。車のローンがまだ残っているのであれば、ローンを組んだ会社を債権者として自己破産をすることとなります。

では、車はどうなってしまうのでしょうか。

通常、ローンを組んで車を購入した場合、支払が完了するまでは車はローンを組んだ会社の所有となる契約を交わします。これを所有権留保条項付売買契約といいます。所有権留保にするということは、ローンの支払いが終わるまで車を担保にしておくという意味です。ローンの支払いが途中で不可能になってしまった場合、車を売却して売却代金を未回収分に充てることができるようにしておくのですね。

ローンを組んだとはいえ車を購入したら、つい自分の車という意識が働いてしまいますが、所有権留保がなされている場合には自分はただの使用者でしかないのです。このため、自己破産をするということはローンの残高を支払えないということですから、車は所有者であるローン会社が引き揚げることになります。車は引き揚げられてオークション等で売却され、売却代金がローン残高に充当されます。もし売却代金がローン残高以上となれば、余剰分については返金されます。

所有権留保となっているかどうかは、契約書あるいは車検証の所有者の欄をみれば分かりますので、自己破産を検討する際には確認をしてみて下さい。

ただ、居住地が交通の便の悪い場所で生活をしていくうえで車が欠かせなかったり、家族の通院のために車が必要であったり、車を手放すことができない事情を抱えている方もいらっしゃるでしょう。もし借金を何とか返済できるのであれば、自己破産ではなく任意整理手続で債務整理をすることによって車を手放すことなく返済をすることもできます。また可能性は高くはありませんが、ローンを組んだ会社に交渉をして、ローンの名義を変更することも出来る場合があります。どうしても車を手元に残しておきたい事情があれば、早めに弁護士に相談をしてみて下さい。